広島エアターミナルを勝手に計画してみる
ANA - Boeing777-200(JA701A)
ANA - Boeing777-200(JA701A)
2012-06-29 ターミナルビル正面@広島空港
Canon EOS 1D MarkIII EF70-200/F2.8L
少し前のニュースだけど中国新聞に『JR白市駅に搭乗手続き機能』という記事が載っていました。
広島エアターミナル(HAT=仮称)と呼び、『駅からバスで飛行機に直行する構想を盛り込んでいる』とあります。
バスに乗ったまま制限区域内に入ってタラップで搭乗する感じでしょうか。

広島以外の方に説明すると、、、JR白市(しらいち)駅というのは、広島空港のJR最寄り駅です。
しかし、空港に乗り入れている訳ではなく、空港へはJR白市駅からバスに乗り換える必要があります。

JR広島駅から広島空港に行くには、白市駅までの45分(740円)とバス14分(380円)が必要です。
#改めて見ると、バス高すぎ…

こんな感じ。


バスで飛行機に直行と言っても、搭乗まで時間がある場合なんか、バス車内で待たされるよりターミナルビル内でゆっくりしたいですね。
土産物も買えやしない。

うーん、『アクセス改善の切り札』らしいですが、まだまだ弱いような。


というわけで、広島エアターミナル計画を無責任に考えてみました。

白市~広島空港間にシャトルバスを通す
現状、白市~空港間は路線バスでの運行ですが、あれじゃダメです。
電車の到着に合わせてバスの発車時刻が設定されていますが、電車が3分遅れるとバスはもういません。次のバスまで20~60分近く待たされます。空港連絡バスとして失格です。
なので空港直行のシャトルバスを通すべきです。
マイクロバスでいいので、時刻表に関係なく乗客が乗ったらさっさと空港に向けて出発して待ち時間をほぼゼロにすることが必要です。

白市駅を改造してホームからシャトルバスに乗り換えられるようにする
現在の白市駅は(到着ホームによっては)陸橋を渡って改札に向かう必要があります。大きなスーツケースを抱えて階段を上るのはかなり苦痛です。
なのでホームにシャトルバスを横付けできるように改造して、乗り換えコスト(労力)をほぼゼロにする。

シャトルバスの料金もJR料金と一緒に払えるようにする
シャトルバス料金を160円と仮定したら、JR広島駅から白市までの740円とバス160円、合計900円を一枚の切符で買えるようにする。
支払いを一度で済ませられるのと、切符が一枚だとイメージ的に直通っぽくなるかなぁと。

白市からターミナルビル行きと直接搭乗を選べるようにする
ターミナルビルに行きたい乗客もいる(土産を買うとか、トイレに行くとか)ので、全員が飛行機に直行では利便性としてはますます“減”でしょう。
なので降り口をターミナルビルか飛行機直行かを選べるようにする。
もしくは飛行機に直行じゃなくて搭乗待合室に直行にする。

ってな感じでしょうか。
もちろん、どの案も懸念事項やツッコミどころは満載ですが。

まぁダメな理由を探すのは簡単ですが、これはダメ、あれもダメと言って何も変わらなければ、新幹線や岩国空港に負けてしまいますよ。


そういえば昔、「新空港へのアクセス ロープウェイの実現を!」と誘致運動(?)したと思われる横断幕を、河内町(だったはず)で見たけど、まだあるんかな?

JR白市駅に搭乗手続き機能 (中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301190135.html

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