ひさびさに飛行機映画、「フライト」が公開間近です。

飛行中の旅客機が原因不明の急降下。墜落寸前に奇跡の着陸をして多くの命を救い一躍、英雄となったパイロット。
しかし、彼の血中からアルコールが検出され、一転、犯罪者の疑惑が！

というストーリー。2013年3月1日(金)から全国の映画館で上映。

どちらかというと法廷のシーンが多いのかと予想していますが、海外の裁判（の映画）はなかなかスリリングで楽しめるので期待大です。


さて。この映画はフィクションなので、航空会社や機体は架空のものです。
ということで予告動画をマニアックな視点で見てみました ^-^

航空会社はSouthjet（サウスジェット）。架空の航空会社ですね。ちなみに227便。

劇中に出てくる機体はかなりMD90型機に似ています。
窓の数が少ない（40くらいに見える）ので、MD87型機でしょうか。
しかしウィングレットが付いているため、架空の機体ということになります。

通路が 2-3 の 5 アブレストなのは、MD90/MD87/MD81型機と同じですね。

レジ番はNC1983MCであることが見て取れます。
NCで始まるレジ番なのでアメリカ国籍ですが、通常はNで始まるレジ番を使うのでこれも架空の番号でしょう。


…と、いろいろ調べてて英語版FLIGHTオフィシャルサイトで以下の文章を見つけました。

To make the plane unique to the film's fictitious SouthJet Air Company, Coates created a custom jet influenced by several planes typically used in regional airlines, such as the MD-80 and 737 series. （架空のサウスジェット航空機を作るにあたり、地方路線で使われているMD-80、B737といった航空機を基に独自のジェット機を作った）

だそうです。やはりベースにしていたんですね。

上の写真は中国北方航空のMD82型機。いまは無い航空会社です。
(本文とは関係ありません)

映画「フライト」オフィシャルサイト
http://www.flight-movie.jp/

映画「FLIGHT」オフィシャルサイト（英語）
http://www.paramount.com/flight/