ランチェンとは何か?
JEX - Boeing737-800(JA302J)
JEX - Boeing737-800(JA302J)
2012-06-10 Rwy28エンド@広島空港
Canon EOS 1D MarkIII EF400mm/F5.6L
先週の記事を見た知人から「ランチェンって何?」と聞かれました。
確かに職場でよく使う「ランチェン」のつもりで文章を読むと意味不明ですね。

職場(主に製造業)で使うランチェンはランニングチェンジ(Running Change)の略で、すでに出荷している製品に、改良を加えた もしくは 不具合修正を入れた などの理由で、ある日時を境に製造ラインに流す部品やソフトウェアを変えることを指しています。

先週の記事のランチェンは、飛行機好きなら常用語でしょう。
こちらはランウェイチェンジ(Runway Change)の略で、風向きや風力が変わることにより、使用している滑走路の方向を変えることです。

厳密には、使用滑走路(Active Runway)が変わることを指します。

広島空港では使用滑走路がRwy10の時でも、羽田から来た旅客機は大回りをしないためにRwy28に降りることが多いです。
これはパイロットが管制に許可をもらってRwy28に降りているだけで、ランチェンではありません

使用滑走路は航空無線を聞けば判ります。
ATISの周波数に合わせて「Using runway XX」と言っているそれが使用滑走路です。
Rwy10からRwy28にランチェンするとUsing runway 10と言っていたのが、Using runway 28に変わります。

写真を撮っている者からすれば、“ランチェンの発生”イコール“撮影ポイントの移動”なんでなかなか大変です。
もっとも場所が変わることで、これまでと違う方向・風景の写真が撮れるというメリットもあります。


さて。今年(2012年)の更新も今日でおしまいです。
年末年始を撮影に行かれる方も、寒い中、風邪などひかないようお気を付けください。

この写真は今日(12/30)、JR新大阪駅の3階ロータリーからコンデジで撮った伊丹着陸機です。
JR新大阪駅って、ホント進入コースの直下なんですね。


では、皆さまよいお年を。

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