ANAが5機種70機を発注!
ANA - Airbus A321-100(JA103A)
ANA - Airbus A321-100(JA103A)
2005-02-11 第2旅客ターミナル 展望デッキ@東京国際空港(羽田)
Canon EOS 10D AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di
ANAが機材大量発注を発表しました。
ジャンボ退役は秒読み段階ですが、春は別れの季節であり、出会いの季節でもあります。

ざざっとまとめると発注内容は以下の通り。

機材導入台数価格(1機)受領時期
Boeing 777-9X20機396億円2021-2027年度
Boeing 777-300ER6機336億円2018-2019年度
Boeing 787-914機262億円2017-2021年度
Airbus A321neo23機126億円2017-2023年度
Airbus A320neo7機107億円2016-2018年度

合計70機。総額、約1,700,000,000,000円にも上るお買い物です。ゼロが多すぎて桁が判らないですね、1.7兆円。チョーです。

1.7兆円はカタログ価格なんで実際には値引きがあるはずですが、それでもすごい金額です。
逆に考えると、これら70機が飛ぶことで1.7兆円以上を売り上げる計算なんでしょうけど。


さて、今回ワタクシが気になったのはAirbus A321neoの導入。

ANAは1998年から2008年の間、従来型のA321を運航していました。
全7機(JA101A~JA107A)を導入したものの、すぐに退役候補に挙がって短命のうちに消え去った機種です。

それが今回の復活劇。しかも23機と、200席前後の中型機クラスで主力になりそうな感じ。
A320とA321は操縦資格が共通なので、現在のA320パイロットの多くがA321へ移行するんでしょう。

従来型A321とA321neoの違いは、エンジンの種類とシャークレットの有無。
基本的には同じ機体なので、再び短命にならないかがちょっと気になるところです。


日本航空がA350 XWBを導入して、スカイマークがA330-300・A380-800を導入と、リーマンショック後の機種統合でいろんな機種が退役していたのが嘘のよう。
航空業界も冬の時代を乗り越えた感があります。

でも今回、Boeing 747-8ICの名前が挙がりませんでしたね…
Boeing 777-9Xが400人乗りクラスでBoeing 747-8ICと同等なので、やはりジャンボ復活はないんでしょうね。

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