JALの機材売却のニュースが流れていました。
売却対象となっていた機種のひとつがA300-600R。

このA300-600Rという機体。
飛行機撮りの中でも、積極的に撮られる機体ではなく、あまり話題にのぼらない機種という印象。
特別塗装機に選ばれることが少なかったのも原因かも。(でも、松井ジェットはこれでしたね)

そんなA300-600Rには、あまり気がつかないひとつの特徴があります。

飛行機には窓が並んでいるけど、多くの機体は窓は一直線。つまり床がフラットなわけです。

でもA300-600Rは、後方の窓が若干上向きに並んでいます。
実際に、機内の床も後方席は、わずかながら上り坂になっています。

この写真ではちょっと判りにくいけど、画面に定規を当てると、上向きになっているのがよーく判ります。

これは機体後方の細くなっている部分の床下にも貨物を積めるような構造にするため、貨物室の天井(つまり客室の床)を高くする必要があったのが理由だそうです。

今(2010年7月)では毎日、広島空港に飛来しているA300-600Rですが、これもまもなく見ることができなくなる機体。
機種削減は、撮る側にとっても淋しいですね。