スカイマークの経営破綻と、ANAの新機材導入
ANA - Boeing777-200(JA714A)<br>ANA - Boeing787-8(JA816A)
ANA - Boeing777-200(JA714A)
ANA - Boeing787-8(JA816A)
2014-11-15 展望デッキ@大阪国際空港(伊丹)
Canon EOS 7D EF70-200/F2.8L
スカイマークが経営破綻しましたね。。。残念。
当面運航は続けるとしているものの、早速A330を運航停止にするなど影響が出てきています。

今回の経営破綻は、A380を6機導入して国際線へ進出しようとしたのが引き金と言われています。
無借金経営で銀行とお付き合いがなかったため、傾いた際に助けてくれる銀行がなかったのも破綻の原因だそうです。

超大型旅客機のA380を6機となると金額も相当で、マイナビニュースによれば『年商900億円の会社が1,915億円で購入』しようとしたとあります。

年収900万円だけど生活費で赤字になる月も多くて貯金も少ない人が、1,500万円以上するレクサスの最上位モデルを新車購入しようとした感じでしょうか。
そう考えるとかなり無謀。

積極的な投資は大いに評価すべきでしょうが、話題性や見栄に重点を置いてしまったのかも。


さて。
この破綻ニュースを横目に、ANAが4機種15機の発注することになりました。

新規発注は
機種発注数発注額
B787-103機 1,070億円
B737-8005機560億円
A321(従来型) 4機530億円
A321neo3機430億円
とのこと。

合計2,590億円。
スカイマークがA380を購入しようとした金額を上回っています。

やはりこれは、経営の安定感や銀行とのお付き合いなんかで可能なんでしょうね。

A321(従来型)を再び導入ですね。
以前導入したけど短命で売却した経緯があるので、再導入は珍しいです。(今回も短期間の運用だそうです)

いっそ、スカイマーク向けに製造したA380も安く買い上げて導入したらどうでしょうかね。

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