小説「査察機長」
2009-02-11 19:18:01
この本、ホント面白かったです。
査察飛行を迎えた新米機長が、厳しいチェックで有名な査察担当と交代要員のベテラン機長の3人で、成田からニューヨーク(ケネディ国際空港)までB747-400型機を操縦して飛行するお話。
コックピット内でストーリーの9割が進み、登場人物もパイロット3名と時々現れる客室乗務員でほぼ全員。
そして映画でよくあるような、ハイジャックとか、操縦不能になるとか、機内で細菌がばら撒かれるとか、そういうバイオレンス要素は全くなし。強いていえば悪天候なくらい。
それでもこの小説が面白いのは、パイロットがどう考えてどう操縦したかの描写が上手く、コックピット内の緊張が事細かに伝わってくるところ。
航空機の動きや操縦、そしてパイロットがどういう点を考えながら飛んでいるのかが非常によく伝わってきます。
作者の内田幹樹氏は元ANAの機長。小説家としても素晴らしいですが、2006年に他界されたのでこれ以上本が出ないというのが非常に残念です。。。
査察飛行を迎えた新米機長が、厳しいチェックで有名な査察担当と交代要員のベテラン機長の3人で、成田からニューヨーク(ケネディ国際空港)までB747-400型機を操縦して飛行するお話。
コックピット内でストーリーの9割が進み、登場人物もパイロット3名と時々現れる客室乗務員でほぼ全員。
そして映画でよくあるような、ハイジャックとか、操縦不能になるとか、機内で細菌がばら撒かれるとか、そういうバイオレンス要素は全くなし。強いていえば悪天候なくらい。
それでもこの小説が面白いのは、パイロットがどう考えてどう操縦したかの描写が上手く、コックピット内の緊張が事細かに伝わってくるところ。
航空機の動きや操縦、そしてパイロットがどういう点を考えながら飛んでいるのかが非常によく伝わってきます。
作者の内田幹樹氏は元ANAの機長。小説家としても素晴らしいですが、2006年に他界されたのでこれ以上本が出ないというのが非常に残念です。。。